2016年

8月

05日

つながる通信

【つながる生き方 Vol.3】

8月に入り、暑さが増しています。

羽生さん談話2回目をアップしました。

クールに見える羽生さん、暑い夏も、

将棋の駒の板にはじく音で、

きりっとした夏をおすごしかしら?

 

さて、前回に続いて。。。。

決めるということにおいて、3つのことが

大切であり、その一つ目は直観力でした。

 

お待たせしました。

 

2つ目は、楽しむです。

羽生さんは言葉にも造詣が深く、

体にもとづく表現を紹介されました。

 

 

例えば、身が引き締まる

身がこわばる

という2つの言葉があります。

 

適度な緊張を感じながらも、

何かをやると決めているときは、

身が引き締まる感じになります。

 

そして、やると決めているから

深層では楽しんでいさえするの

かもしれません。

 

後者は、恐れや不安、自信がないとき、

決めかねているときにおこる

体の感覚かもしれません。

 

 

いい状態のときは、適度な緊張感があって、

集中力もあります。

 

一方で緊張過多のときは、呼吸も浅く、

肩から上ががちがち状態です。

 

楽しむどころか、そこから逃げ出したい

けれど、逃げだせないほど、怖い状態です。

 

 

仕事でも、スポーツでも自分が好きで

やっている人は適度な緊張をもちながらも

楽しんでいます。

 

羽生さんは、がちがちに頑張るという

のではなく、常にベストを尽くしながらも

楽しんでいるのです。

 

そういえば、昔、フライトしていたときに

米国人のキャプテンから

「Enjoy!」と声を掛けられたことが

ありました。

 

満席のフライトで、日本人のお客様が

95%。日本人CAとして、色々なところに

よばれて、機内を行ったり、来たり、

1人であたふたとしていました。

 

そんなときに、キャプテンが

掛けてくれた言葉に、こちらも

ふっと気持が和み、体が楽になったのを

思い出しました。

 

フランス語では、「セ・ラ・ヴィ」(人生を楽しむ)

という言葉をよく使います。

 

人生を楽しむ。

 

決めているから楽しめるのかも

知れません。

 

とうところで、お後がよろしいようで。。

次回は、3つ目の大切なことについて

お話しますね。

 

お楽しみに。

 

今日もお読みいただき、

ありがとうございました。

0 コメント

2016年

7月

27日

つながる通信

【つながる生き方 Vol.2】

一昨日(7月25日)は、棋士の羽生さんの

講演会に行ってきました。

リアルで拝見する羽生さんは、とても

さわやかで、背も高く、適度な肉付き体形。

大阪市内のオフィス街を歩いていそうな

印象を受けました。

 

 

6歳の頃から将棋を始め、現在46歳。

最近では、『決断力』という本が人気をよん

でいます。昨日の講演会では、棋士として

「決める」ということにおいて、何が大切か

というお話をしてくださいました。

 

 

1つ目は、直感。

2つ目は、楽しむ。

3つ目は。。。。。。。。。

 

 

考えるのではなく、感性+過去の体験や

知識からおりてくるのが直感。

羽生さんはこれに従うことが多いそうです。

 

直感というと、不思議なことのように

思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

ところが、日常において私たちも

直感を知らず知らず使って、決めている

のです。

 

例えば、何かを選ぶとき。

よくわからないけれど、「これ」と思って

行動していることってありますよね。

 

そして、結果うまくいったことが

多いはずです。

 

直感は、過去の体験や経験、知識が

瞬時に脳のスーパーコンピューターが

解析して生み出すヒントやアイデアなんです。

邪心がないときに、すっと浮かぶ瞬間が

ありませんか。

 

あるいは、なぜかわからないけれど、

「これ」と言う感覚。根拠はないけれど、

なぜかやってみたら上手くいったときなど。

 

羽生さんは、車を運転していて

考えにひたって、集中力が増したとき、

ゾーンに入ったような感覚になることが

多かったそうです。(赤信号でもそのまま

運転したそうです。。。独身のときはと

おっしゃっていました)

 

あるいは、お風呂にはいっているときに

何かいきなりひらめいたり。

 

脳のスパコンがあるときにぽろっと

答えをだしてくれるんですよね。

 

自然とふれることで感性をみがき、

直感がさえるともおっしゃっていました。

 

なるほど。。。。

 

2つ目以降は、また次の

ブログ つながる通信でお伝えしますね。

 

今日はここまで。。。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

0 コメント

2016年

7月

24日

つながる通信

【つながる生き方 Vol.1】

こんにちは。

つながるラボの緒方幹代です。

通信をはじめました。

 

少しどきどきしています。

 

つながりをテーマに

心と体の健康を土台にした

関係性をつづっていく目的で

はじめようと思いました。

 

お読みいただいて、あなたのヒントに

なれば嬉しいです。

 

夏本番=夏祭り

昔の人の智恵ですね、暑気払いを

かねた一大イベント。夏の花火は

夏祭りの代名詞ともいえます。

扇風機やクーラーがない時代に

人々の無病息災を祈って、地域の

人が一緒につくりあげた行事。

 

稲刈りの前の夏に、暑さを忘れて

村人がお互いの労苦を労う意味で

祭りは大切な行事でした。

 

そこでは、老若男女が集い、村の長老を

頭に、人々が対話をし、準備をし、皆で

楽しむ場がありました。

 

今でも、縁日に行くと、私たちの心が躍るのは

DNAにその体験が記憶されているからかも

しれませんね。

 

つながりを大切にし、人を尊重して

もてなす、というのが日本文化の土台に

あります。

 

場を大切にする、人の立場にたつという

あり方を大切にしてきた私たち。

 

今は、SNSを使いながらも、対話を大切にしたい

という流れが生まれてきているのも、

私たちのDNAに流れているつながりを生きる

ところにかえりたいというあらわれなのかも

しれません。

 

温故知新。

 

そこから、あらたなヒントやイノベーションが

あります。

 

新たな創造は足元から。

 

今日も、つながりを大切にできた一日でした。

 

育自の魔法パート2を吹田で初開催し、

4名の方にご参加いただきました。

 

遠くは四国から夜行バスでお見えになり、

ワークショップが終わって、午後のバスで

お帰りになりました。

 

情報はSNS、そして対話をする時間。

これも、現代の姿です。

 

温故知新。

 

つながりに感謝して。

 

~私から私たちへ~

つながりを育む つながるラボ

 

 

0 コメント

2016年

6月

18日

ゆらぎながら生きる

【等身大の自分を生きる】

やりたいことをやってきた
と思っていたけれど、誰かが
やっている姿を見て、羨ましくて
憧れて、ひたすら実現しようと
頑張ってきたなあ。。。

 

 

 

 

なんだあ、私って自分が
なかったんだあ。

 

 

 

 

 

小さい頃から、コンプレックス
のかたまり。次女の私は、
「ちび」と呼ばれ、心の中では、
「ちびではないわい!」と
小さいながらも目の上の母や
姉に心の中でつぶやいていました。
(母と姉は愛情を持って
よんでいたようです)

 

 

 

 

 

姉はかわいくて、ほっそりしてて
人気者。
今も、年老いた父や母のことを
献身的にお世話して、
自由奔放な妹の息子のことも
大切に思ってくれる、申し分の
ない人。
母から絶大な信頼を得ている
姉。

 

 

 

 

 

一方の妹「ちび」は、
自分だけのことを考えて
ひたすら生きてきた。。。

姉に対して、感じる劣等感を
克服しようと懸命に生きてきた。。。

さびしいという気持を
押し殺して生きてきた。。。

 

 

 

 

思春期のときに、
家庭からぬくもりが突然なくなり、
居場所がなくなり、
自分の存在を感じることができなく
なったこともあった。。。

 

 

 

 

今まで家にいた母がいなくなって
心が真空管のような状態になった。。。

 

 

 

 

 

孤独

 

 

 

 

 

「感情を出さないようにしよう」と
決めて、人と「上手く」つきあうように
努力してきた。。。

 

 

 

「お母さん、私と一緒に時間を過ごして
ほしい」と言ってきたけれど、
夢は叶わず。。。。
遠慮しながら、母に接する、遠慮している
娘の私。

 

 

 

 

その寂しさを周りの人に求めて
しまうと、嫌われるのではないか
という恐れがあって、自分を
オープンにすることが怖いという
私。。。

 

 

 

 

書いてみると、なんだか
ためいきが ほっ と出る

 

 

 

 

 

これからも、こんな私を、
不器用ながらも
一歩一歩かたつむりのように
進んでいく。。。

 

 

 

 

不安や恐れ、孤独が
大波小波のように
押し寄せるときもある

 

 

 

岩に根をはりながら、
波を受けながら、ゆらゆらと
生きている海草のように
生きていきたい

 

 

 

自分を大切に

根っこをはやして
人と人との間でゆらぎながら
ゆらゆらと身をゆだねて生きていきたい

 

 

 

 

そして、私は等身大で生きていく

 

 

 

その私が関わる人たち。。。

自分に素直に、人と関わりながら、

生きていきたい人、

これから未来を元気に生きていきたい人、

頑張りから解放していきたい人

 

等身大で生きていきたい人を

サポートします。

 

 

 

読んでいただいて
ありがとうございます。

続きを読む 0 コメント

2016年

6月

16日

未来を創る 短期的な結果よりも大切なこと

【教養がつくりだす自由】

コーチングを日本に広められた第一人者の

榎本英剛さんの生き方に共感する人は非常に

多いです。この投稿をよんでいただいている

なたもご存知の方かもしれませんね。

リーダーシップをしなやかに、

軽やかに体現されている、そんな榎本英剛さん。

(通称 ひでさんと呼ばせていただいています)

 

 

先ほど、投稿されていたひでさんの投稿に

とても共感したので、シェアしたいと思います。

以下、一部を抜粋すると・・・・・・

 

 

 

・・一般に「教養」と訳されますが、

昨晩のシンポジウムの中で、それは

「自由(リベラル)になるためのわざ

(アーツ)」なのであり、短期的な

結果を求められるものや正解が

ないような問題に直面したときに、

これまでの常識や因習にとらわれず、

自由にものを考えるためにとても

重要な知識であるという話があり・・・

 

 

 

   自由になるためのわざ 

 

 

興味深いと感じられましたか。

きっと、あなたも多くの学びをかさねて

いらっしゃいますね、きっと。

特に、社会人になると、専門的な学びを

重ねることも多く、

大きな学びというフレームで考えると、

教養と専門性の両方が仕事において

必要になってきます。

 

 

働くことで、今までの勉強したことや学びの

統合によって、

あなたや相手、社会が自由になる。

 

 

なんだか学ぶことの意味が変わってきませんか。

 

あなたの学びが自由になるためのわざなら

あなたも、相手も社会も自由になっていきます。

 

 

日本人は元来勉強好きというか、まじめなので、

(私もそうです)

職場や家庭、学校、研修現場において、

勉強していますが、勉強を体験を通した学びに

変えていくために、育成する側が、

短期的成果ではなく、長期的視点を持って

人と関わる、育んでいくことが必要です。

そのときに、教養、あり方が人を育てる土壌と

なっていくのでしょう。

 

 

なにをやったかではなく、

誰から教わったか

 

 

関わる人のあり方が学びの場に反映される

のですね。

 

 

コーチングも同じです。コーチが自由に

なればなるほど、クライアントの自由も

広がっていく・・・・・・

 

 

コーチやカウンセラーの方、セラピストの

方、(私を含め)、自由に生きていく人を

応援しているとしたら、あり方を磨きながら、

スキルを使っていく。

 

 

さまざまな手法や流派がありますが、

すべて、人が自由に生きるためのわざとして

開発されてきているのですね。

 

 

深いなあ・・・・・・

 

 

教養を深めながら、新たに出会う人に関わって

いく仕事が、コーチです。

必要としている人にお届けしていきます。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

0 コメント

2016年

6月

14日

未来を創る(みらくる) 人とのつながり

【そっとやさしさが置いてある自転車屋さん】

(長文ですが。。。)

 

今日は、とてもあたたかな気持で、ブログを

書いています。もし、人間関係で疲れているとしたら、

このお話がお役にたてば嬉しいです。

人のやさしさをお伝えしたくて、

ほんの1時間ほど前に体験したことをシェアしますね。

 

 

夕飯の後、息子と夕涼みがてら、お散歩。

息子は、久しぶりに自転車に乗ると言ったので、

私は後ろを小走り状態で伴走。

 

 

息子は、自転車のタイヤの空気が少し抜けているのが

気になったらしく、帰りに自転車屋さんに

寄ってみると言いました。

夜も8時前だったので、閉店しているだろうなと思いつつ、

自転車屋さんへ親子でよってみると。。。。。。

 

 

 

案の定、閉店。

ところが、なにやらチューブらしきものがシャッターの

下から出ていて、お勤め帰りらしき若いお兄さんが

空気を入れていました。

 

 

「お店、閉まっているけれど、この空気入れを使っていいのですか」

と、たずねると、

彼が「いつもあるんですよ。いいんですよ。」と言って、

息子の自転車のタイヤに空気を入れてくれたのです。

 

 

その後、「お母さんの自転車にも入れましょうか」と

にこやかな表情で声をかけてくれました。
(その後、少しお話をしました)

 

 

息子と二人で「ありがとうございました!」とお礼を言って、

彼のさりげないやさしさと関わりに、あたたかなものを

感じながら、帰りました。

 

 

まったく知らない人とのほんのひと時、

息子のタイヤに空気を入れてくれた彼の心配りとやさしさ。

 

閉店しても自転車の空気入れを誰か

必要な人が使えるように、シャッターの下からチューブを

出して提供している自転車屋さんの思いやり。

 

 

「世の中、捨てたものじゃないなあ。

 人ってやさしいなあ」

 

 

息子となんだかルンルンして帰りました。

 

 

 

社会の人間関係が希薄になっていると言われますが、

見えないところで、人はやさしいし、つながりを大切に

しているということを感じました。

 

なんだか、今日の体験をお伝えしたくて、

書いてみました。

 

 

あなたのまわりにも、やさしさとつながりはきっとあります。

 

お読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

0 コメント

2016年

6月

10日

実はコミュニケーションが苦手です

~体の動きからリーダーシップが生まれてくる~

あなただけじゃない!
(長文ですが、お読み頂けると嬉しいです)

 

 

コーチングとの出会いは、10年前でした。

最初に習ったコーチングは

ビジネスコーチングでした。

ビジネスという設定なので、

行動目標を設定することが多く、

どちらかというと上司が部下を

面談するという印象でした。

 

 

ところが、相手の話を聴いていると

仕事以外のことが気がかりになっている

ことが多く、そのことが解決されたときに

その人の仕事に対する意欲も高まる

ことがわかりました。

 

 

実は、その当時、私自身も人生の転機でした。

結婚、解雇、病気を経験し、自分の人生を

もう一度、見直していたときでした。

 

 

そういう時期だったこともあり

コーチングを学びながら

私自身がビジネスではないテーマを

抱えていたのです。

 

 

周りの仲間は一流企業の人事関係の方たち。

なんだか、プライベートの課題を

話すことに違和感を感じ、申し訳ない思いで

参加していました。

 

 

トレーナーの方はもとより、

ビジネスコーチングは素晴らしいとは

認識しながらも、ビジネスだけでは無く、

その人自身にスポットライトを当てる

コーチングに出会いたいという

思いが日に日に膨らんでいきました。

 

 

そんな風に思い始めていた頃、

1人のコーチとの出会いがあり、

ワークショップに参加しました。

 

 

「え、身体で表現するの?なんだか面白そう」

というのが初日の感想でした。

それまで受けてきたコーチングとは

全く違う場の雰囲気はとても新鮮でした。

 

 

なぜかというと

そのセッションでは、コーチと共に自分の体を動かし、

感じるままに、まるでダンスのように、

表現していく方法だったのです。

 

 

その表現を繰り返していくうちに

自分の中に止めどもなく、あたたかいものが

内側から溢れてきたのです。

 

 

それまで、泣くことが出来なかった私が

一気に、人前で思い切りなくことが出来ました。

 

 

そこで気がついたことは

今まで、かっこよさを追い求めて、

人に迷惑をかけないように

できない自分を見せないように

ダメな私を出さないように

必死で、頑張って生きてきたのですが、

私が望んでいたことは、実はシンプルに

無邪気に、楽しく生きることだったのです。

 

 

コーチングを受けることで

自分自身の内なる壁(メンタルブロック)に

出会うということもよくわかりました。

 

 

なぜなら、新たな道を歩もうと

今までその人を

守っていた何かが壁となって

その行動をとめさせようとするのです。

 

 

もちろん、これもどちらが良い悪いではなく

その人にとって昔は役立っていたものが

今は役に立たなくなっているという

だけなのですね。

 

 

人間って、本当に素晴らしくよく出来ているなあと

思いました。

 

 

コーチ=コミュニケーション上手と

思っていらっしゃる方が多いかもしれません。

 

 

実を言うと、私は決して、コミュニケーションが

上手ではありません。

いえ、むしろ苦手です。

 

 

だからこそ、コーチングに出会ったのだと思います。

不器用だからこそ、自分の夢を実現したい人に

思いを込めて関わりたいのです。

 

 

コミュニケーションが苦手なのは

あなただけではありません。

 

 

そんなあなたに関わりたいと

あの時の私自身の様に、

あなたの中の何かを変えるきっかけの場を

今後も提供していきたいと思います。

 

 

長文、お読みいただきありがとうございます。

 

 

0 コメント

2016年

5月

30日

い ち (詩 谷川俊太郎作)

【みんな一つ つながっている】

息子の小学校で宿題の詩の朗読。

あまりに、素敵だなあと感じたので

このあたたかさをあなたに贈ります。

 

 

 

い ち    谷川俊太郎 作

 

 

いちってね

つまりぼくがね いちなのさ

ぼくは せかいで ひとりきり

 

 

いちってね

つまりママがね いちなのさ

ママは せかいで ひとりきり

 

 

いちってね

つまりきみもね いちなのさ

ぼくと きみとで 2になるよ

 

 

いちってね

だけどちきゅうは ひとつなの

ぼくと きみとは てをつなぐ

 

 

いちってね

だからはじめの かずなのさ

ちいさいようで おおきいな

0 コメント

2016年

5月

25日

卒業式を終えて

【関係性を豊かに育むコーチングの学びの旅】

約1年半にわたり、取り組んできた学びの旅が終わり、

先週土曜日、卒業式を仲間とコースリーダーと共に迎えました。

 

 

パーソナルコーチングとは違った視点を持つことが

必要とされ、ツール、スキルも盛りだくさんで、

学び始めたときは、混乱状態でした。

 

 

個人のコーチングならば、目の前の1人の変化を

見ていくのですが、システムコーチングは、複数の

人、夫婦や親子、組織をあつかいます。

あたかも「一つの生き物」としてとらえるという特別な視点を

もちながら、目の前のシステムに関わっていきます。

1+1=総和以上のものにもなるし、

マイナスになることもあります。

そして、関係性は固定しているのではなく、

つねに動きがあるということ。

フレームにいれるのではなく、自由に、

流れるようにシステムを見ていくことが

要求されるコーチングです。

 

学び始めの頃は、目の前の複数のメンバーに個別に関わって、

パーソナルコーチングをしているように感じました。

トレーニングと実践を積む中で、目の前の複数の

人たちを「一つの生き物」としてとらえることが

できるようになってきたことは、今では、驚きでもあります。

 

 

目の前の「一つの生き物」が、怒りや不満要素を

出し始めたら、チャンス。その組織が心を開き始めた

というサイン。そこから、本当に伝えたい気持や

思いが語られていくと、あとは、するすると

からまった糸がほどけていくから、本当に不思議です。

 

 

「なにがよくてなにが悪いなんてだれがわかるのさ」という

せりふがあり、人間のちっぽけな評価判断は

関係性づくりにおいては、役に立たないのです。

目の前の人たちが本音を語り出したり、

感情を出し始めることで、より開放的な

チームや集団へと変化していくのを

何度も何度も見てきました。

 

 

システムコーチングは目標を設定して達成することを

目的としているのではなく、関係性の土台(信頼構築)を

つくることを目的としています。

(土台は固定しているのではありません。)

関係性ができてくると、感情や願い、そして

メンバーが何をめざしていくのかということが

明らかになっていきます。

 

 

システムコーチングを自然にたとえると、

雑木林の山といえるかもしれません。

そこには、多様な生物が生息しており、

お互いが依存しながら、命を活かして

ありのまま存在しています。

落ち葉は土にかえるとミミズや微生物のはたらきで

腐葉土になり、木の栄養になります。

鳥や動物が木の実をいただきます。

土壌がふかふかしていて、色々な生物が

命を育んでいます。

山から豊かなミネラル分が川となって、

海に流れ、海の生物が育まれていきます。

お互いが持ちつ持たれつ、依存しあって、

生きています。

つながりのない「自己責任」ではないのです。

 

 

システムコーチングは組織はもちろん、

夫婦や家族関係を見直すことにも

適しています。

 

組織、構成員の関係性がよければ、

働く意欲も増し、メンタルも体も健康度合いが

アップします。そして、生産性、収益の向上にも

つながっていきます。

 

 

必要としている人々に届くように、

コーチ仲間の一人一人が切磋琢磨しながら

これからも実践、実践。 

 

 

仲間のみんな、リーダー、そして、

これから出会っていく人たちへ。

よろしくお願いします。

0 コメント

2016年

5月

05日

ミルトン・エリクソン博士に捧げます Ⅳ

【選択する】

 

 

幸運にも彼のもとで学んだ女性のお話です。

博士が生存されていたときに、

当時男性が占めていた世界で学んでいた彼女を

エリクソン博士は、真摯に受け入れました

そして、彼女は博士から多くのことを教わりました。

 

博士が亡くなる少し前のこと。

彼女に鳥の彫刻をプレゼントとして贈り、

「ところでこれまでの学びをどのようにわたしにお返ししてくれるのかな?」と

博士にきかれ、「え?」と少しとまどい、

「もちろん、お返ししますよ」とこたえました。

 

エリクソン博士は、ある話を彼女にしました。

彼が農家の青年だった頃、近所に住む裕福なおばの家へ

学資を借りに行きました。

礼儀として手袋をして会うのがマナーだったので、

彼は農作業用の手袋をして出かけました。

 

おばに学資の援助を願い出ると、彼女は承諾しました。

そして、彼は勤勉に励み、学位を取得しました。

 

その後、再訪し、「医者になりたいんです。お金を貸してください」

おばは「いいですよ」と承諾しました。

 

彼は、さらに勤勉に励み、医者になりました。

数年後、おばのもとへお礼を伝えにいくと、

「さて、どうやって返してくれるのかしら?」とおばは彼にたずねました。

そして、彼に言いました。

「2つチョイスがあるわ」 彼は少し緊張してその後の言葉を待ちました。

 

おばは、「お金で返済するか。または、優れた医者(ヒーラー)になるか」

 

そして、彼が選択したのは。。。。。。

 

 

 

0 コメント

2016年

4月

23日

ミルトン・エリクソン博士に捧げます Ⅲ

【フェニックスの変人】

60~70年代の米国では、精神分析が全盛期でした。

分析に基づく理論が主流でした。

そのため、エリクソンは、変わった人、精神異常者

とも言われてました。
(彼は、今でいう発達障害だったという話があります。)

エリクソンの行う、解決志向療法や短期療法、

焦点化療法は主流派からは認められませんでした。

 

フロイト派や他の学派の人達にとって、無意識とは

人間が否定感情や問題をためこむゴミ箱のように

思われていました。

 

一方、エリクソンは、無意識を健全で、肯定的、

前向きな可能性を持つとして信頼していました。

むしろ、問題は抱えているのは意識であり、

無意識は、精神的な重荷を詰め込むゴミ箱では

ないと考えていました。

 

エリクソンは、目の前の「人」に、フロイト派などの

○○派の枠を当てはめるのではなく、

むしろ、セラピストは独自の理論を持つべきだと

考えていました。

起業家意識ともいえるでしょう。

同時に、流派を嫌い、セラピータイプをつくろうとは

しませんでした。

目の前の「人」に誰かの理論を当てはめることを

よしとしなかったのです。目の前のその人を

人として扱ったのです。

目の前の人を信じ、そして、課題を与えることを
したエリクソン博士。

 

現実の行動で変化を生み出すことからクライアントが
変わっていくことを知っていたからです。

そして、そのことは彼の長年の肉体の痛みに対する

取り組みから導かれていたのかもしれません。

 

困難な状況や試練は、ギフトだという生き方を

体現されていた偉大なリーダーです。

 

 

1 コメント

2016年

4月

20日

自分を大切に生きるってわがままではないですか?

【自分を大切に生きる】

種だけでは、花は咲かない。

種はご縁によって、花が咲く。

 

自分を大切に生きるってどういうことだと思いますか。

 

「自分だけのこと考えてるってことは、単なるわがまま」

「自分を大切に生きるって、自分勝手な人って思われる」

「自己中心的な人」

 

など、色々なコメントが浮かんでくる人が多いみたいですね。

 

では、あなたにお聞きしますね。

あなたは、自分を大切に生きていますか。

 

そもそも、自分を大切に生きるとはどういうことか

ということがわからないという人が多いかもしれません。

 

自分を大切に生きることは、

他者を大切にすることにつながります。

 

「え?」と思われるのも不思議ありません。

 

私も、やっと最近、この意味がわかり始めてきました。

自分に正直に、自分の価値観を尊重して生きていると、

相手に正直に関わることができ、自分を相手に開いていることに

つながっていくということにきづいいたからです。

 

私は、いつの頃からか、心を閉ざしていたのです。

そのことに気づいたのは、40歳を過ぎてからでした。

 

それまでは、頑張ることでごまかしていました。

「さびしいって口にしたら、ナルシストと思われるから、

言わない」

「できないって言ったら、相手から評価判断されるから

言わない」

「誘っても、どうせこないから私から伝えない」

など、今も完全にないわけではないですが、

随分と自覚的になりました。

そして、これらのことと向き合うようになって

肩の力をぬくことをおぼえました。

 

他者によって自分が磨かれる、自分の花が咲く。

他者の花もあなたの関わりによって、咲く。

 

今日もあなたの花を咲かせましょう。

 

0 コメント

2016年

4月

12日

ミルトン・博士に捧げます Ⅱ

【無意識を信じる】

前回に続いて、ミルトン博士のお話。

1人のユダヤ人が彼を訪れました。

ヒトラーが総統になる前でした。

ミルトン博士は、彼にヒトラーのユダヤ人に対する

考え方を説明しました。

「ヒトラーの言ったことを信じるなら

君はヒトラーを殺すべきだ」と彼に言いました。

 

当時、ヒトラーのつくった映画「意思の勝利」は

意図的に、催眠的につくられた作品でした。

ヒトラーは空から降りてきて、映画を見ている人が

まるで彼の目線でドイツ国民を見ているように感じるのです。

低い声で、ゆっくりと話すのです。

そして、多くの国民がメッセージを受け取ったのです。

 

受容しやすい環境をつくり、ラポールを形成すれば、

相手はメッセージを受け取ります。

ミルトン博士は、善意の人で人のためになる

メッセージを伝えました。

 

もし、ミルトン博士が悪意を持った人間だったら。。。。

 

光と闇。どちらを選択するかは、あなた次第です。

 

 

0 コメント

2016年

4月

12日

ミルトン・エリクソン博士に捧げます Ⅰ

【人として接する】

「この人に会いたい」と思う1人。

 

今は、亡きミルトン・エリクソン博士。
催眠療法やNLPを学んでいる人にとって、

馴染みのある偉大なマスター。

彼の残した功績は莫大で、時を経るごとに、人から人へと伝わり、

彼の人としてのあり方、生き方は治療家やセラピスト、カウンセラー、

コーチに多大な影響を与えています。

 

多くの心理学が仮説に基づいた理論をベースに

クライアントや患者を分析し、治療しようとするのに対して、

彼は、相手を人として接しました。

 

「何百年も人間そのものは変わっていない。

患者と医師ではなく、その人個人として接しているのです。

お互いのことは知らない、相互作用でおこることは

どんな心理学や理論だけでは判断できないから。」

 

そして、無意識を善なるものとして関わる彼のあり方は

分析ではなく、全体性、そして相手を信じることから

生きづらさを抱えた多くの人々を幸せの道へと導きました。

理由ではなく、やり方ではなく、そこに意味を見出すこと。

 

           That's enough.    彼の言葉です。

 

 

 

 

0 コメント

2016年

2月

27日

コーチングって、質問で誘導する手法でしょ?

あなたは、気づいていますか?質問は間接的に相手に命令をしているということを。

例えば、「この部屋、寒くないですか?」と訊かれたら、あなたはどのようにこたえますか。

おそらく、立ち上がって、温度調節したくなるという方もいるかもしれません。

 

あるいは、「その課題を乗り越えたときの自分はどんな表情で、何を聴いて、感じていますか」と聴かれたら

 

そのときの状態を思い浮かべるかもしれません。

あなたが今まで、自分だけで考えていたときには思いつかなかったこたえが、自分の中からあらわれてきます。

 

質問によって、私たちの選択や課題の進捗度合いが変わります。

 

あなたのために、プロのコーチから投げかけられる質問は、その瞬間に二人の関係性から生まれる、まさに一期一会の大切な質問です。

誘導ではなく、あなたのキャリアやありたい自分への道につながる質問がその時間に提供されることでしょう。

 

百聞は一見にしかず。春です、新たなことにトライしてみませんか。

つながるラボで、共に創りだす対話方式のコーチングをご体験ください。

 

0 コメント

2016年

2月

17日

つながるラボの夢

自分が何か行動をする前に、うずきを感じることってありますか。
私は、うずきを大切にしています。それは、その瞬間に感じる微細な動きです。

その微細な動き、Subtle senseを信じて、自分の一歩を踏み出すこと

きっと、それは自己信頼から生まれる行動だと思います。

関わる全ての人達がそのように生きていく、それがリーダーとして生きることです。

しなやかなリーダーが生きている社会、それがつながるラボの夢です。

0 コメント