お家でできる やさしいうつのタイプ別セラピー

【確認しすぎてしまうタイプ】

~不安の奥には何がありますか?~

 

電車に乗ってから、「鍵をしめたかしら?」と

気になって、外出先で落ち着かなくなることって

あります。不安になると、そのことに意識が

向くので、外出先で気になって、早めに帰宅して

「なーんだ、やっぱり鍵かかっていた」と

一安心。

 

 

今回(第9回)、ご紹介するタイプは、

家を出る前に、何度も何度も

確かめるタイプの人です。

(私なんかは、ぐうたらな性分なので

鍵が複数あると、おぼえられなくて

できないので、尊敬しちゃいます。)

 

 

福田さん(30歳、女性)は、幼い頃から几帳面で

宿題や前日の準備など、何事につけても確認する

習慣があり、それをしないととても不安になり、

眠ることもできません。

 

 

窓、ドア、ガスの元栓など何度も点検してしまうのです。

会社でも、色々なことが気になってしまい、

ストレスがかかり、イライラしてしまいます。

 

 

最近では、動悸、落ち込み、不安、いらいらが重なり、

寝つきも悪く、疲れがひどい状態です。

 

 

こころ:目標や願望が強く、現状になかなか納得できず

   いらいら、せかせかしがち。

   決断がなかなかできず、本人も不安。

 

体:眠りが浅く、うなされることもある。

 胸のあたりが苦しくなることが多い。

 何かの音や光、刺激で動悸が始まる。

 

 

食べ物:レンコン、かぶ、しそなどのミネラル分が

   不安をやわらげてくれます。

   シソも効果があるそうです。

 

 

運動:ヨガや自力整体、呼吸法などのんびりとした

  運動で、副交感神経を働かせるようにします。

  ゆっくりとお散歩もおすすめです。

 

香り:ローズ、カモミール、ミント、リンデン

 

肝の気がたっているので、落ち着かせることが必要です。

漢方もそのような処方がされることでしょう。

 

 

ツボ:神門(しんもん)を気持のよい指圧で行います。

  (手首の内側の横じわの小指側の端)

 

 

家の床掃除などもおすすめです。体を動かしているうちに

頭が空っぽになり、夜よく眠れます。

漢方薬を飲んでいると、そのうちよくなると思って、

「ま、いいか」と声に出していうことからはじめてみましょう。