お家でできる やさしいうつのタイプ別セラピー

【緊張タイプ】

仕事、子育て、ご家族の介護に日々取り組んでいるあなた、お疲れさまです。

 

 

そんなあなたに質問です。周りの人から「頑張って」「頑張ってるね」と

言われたこと、ありますか。それとも、当たり前と思っていますか?

この「頑張る」という言葉は、日本人が頻繁に使う言葉で、
私は頑張ることが普通になっているのかもしれません。
これは、日本人の特徴といえます。

 

 

英語の辞書を引くと、頑張るではなく、Do your  best と書かれてあります。

私が海外の方々と仕事をしていたときに、頑張ってと言われたことは全くなく
(そもそもそのような表現がないのですよね)そのかわりに、

「All your best」と励ましの言葉をかけてもらいました。

 

 

驚いたのは、うつ病の人に「頑張ってね」と診察室を去っていく患者に声をかけた

心療内科の医師がいたという、恐ろしいくらい頑張ることが当たり前なのです。

笑い話になりますが、妊婦の方に「頑張ってね」と声を掛けている年配の女性も結構

いるくらい、頑張ることをよしとする日本人。

もう、いい加減に頑張るのをやめて、他の言葉にかえてもいいかもしれません。

 

 

さて、タイプ別ということで今日は、日本人にありがちな【緊張タイプ】を

ご紹介しますね。

 

 

Tさん(30歳 女性)は、売上が芳しくない営業部に所属しています。

その中で、持ち前の勝気な性格で売上を伸ばしてきています。

弱音をはくことなく、人に弱みを絶対に見せないと思っています。

そのため、周りも彼女には何も言わず、一目置いていました。

売上をあげているのですが、胃が痛くなったり、頭痛がしたり、

あげくのはてには、常に緊張状態となり、心も体も悲鳴をあげています。

 

 

これを読みながら、まるで自分のことを読んでいるみたいと思った方も

多いかもしれません。(私は、自分のことだと思いましたよ)

 

 

こういうタイプの方の特徴は、

 

完璧主義で責任感が強く、自分に厳しく、目標に挑戦する

こうありたいという願望と現実のはざまで葛藤がある

結果に満足できないと、落胆も大きい

 

体は、

常に緊張状態である

胃や背中に痛み、滞りがある

緊張して汗をかくことが多い

 

 

この状態は、肝に余分なエネルギーが使われ、

胃腸がよわりがち。(自律神経のアンバランスを生み出します)

 

 

手の親指に力を入れて、握りこぶしをしてみてください。

次に、小指に力を入れて、握りこぶしをしてみてください。

違いが感じられましたか。

 

親指に力を入れると、緊張状態、頑張る姿勢になります。

そこで、頑張るスイッチが入ったら、まずは、小指に力を入れて

握りこぶしをしてみてください。そうすることで、今まで、体の前面に

あった緊張が、肩から足元に流れていくような感覚が生まれてきます。

 

 

日常において、ペース配分を考えてやることに取り組みましょう。

休みは割り切って好きなことをやりましょう。

 

 

食べ物は、精神の緊張をほぐすのによい、セロリ、シソ、ゆず、レモン

ハッカがよいようです。(香りも特徴がありますね)

 

 

胃が弱っているので、滋養となるスープ、特朝鮮人参と鶏肉のスープが

漢方料理としてはおすすめです。

 

 

香りは、柑橘系のものがおすすめ。気分をリフレッシュしてくれますよ。

 

 

ツボは、足の親指と人差し指のつけ根から、足首の方向へ指を

押し上げると、行き止まりのようなとこおrがあります。そこが太衝(たいしょう)

というツボです。3秒押して、少し休む、これを1-2分つづけてみてください。

 

 

やるときはやる、だらけるときはだらける自分を受け入れることで

随分と生き方や周りとの関係性は変わっていくことでしょう。

 

 

そして、一度きりの人生、たのしみましょう。